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アンデルセンの童話1

2,200円

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ハンス・クリスチャン・アンデルセン(著/文) 矢崎源九郎(翻訳) 結城美栄子(陶彫) ISBN 978-4-9907925-8-9 四六変型判 192ページ 価格 2,000円+税 発売日 2023年3月25日 美しい日本語を大切に、戦後を生きる子どもの心身共に豊かな成長を願い、童話や児童文学の翻訳に務めた言語学者・矢崎源九郎の翻訳によるアンデルセンの童話。「わるい王さま」「はだかの王さま」「みにくいアヒルの子」「りっぱなもの」「空とぶトランク」「人魚の姫」の6編。 陶芸家・結城美栄子さんの、生命ある者の心のうちが伝わってくる作品とともにお届けします。 版元から一言 昭和 22(1947)年に発⾏された⽮崎源九郎⽒の訳本「アンデルセン童話」(⻘峯書房)を⼿にしたとき、その本の軽さや装丁の愛らしさはもとより、あとがきに込められた訳者の思いが⼼に響きました。その本は、矢崎源九郎さんのお孫さんの家に大切に保管されていました。戦後 2 年、まだ混乱が続いていたであろうときに出版された本のあとがきには、「⼦どもたちが、美しく、りっぱに育っていくようにと願いつつ、⼦どもたちの⼒となり、なぐさめとなるような⼼のかてを」と考え、アンデルセンの童話を選び、翻訳したと綴られていました。 時代を超えて⻑く読み継がれるアンデルセンの童話は、コロナ禍や戦争など世界的に苦しい⽇々が続く中で、⼼を失わずに前へと歩むための⼤きな"かて”となるように思います。⽣きる⼒、困難に耐える⼒、相⼿を思いやる⼼を育むはずです。 ⾔語学者であった⽮崎源九郎の⾔葉の美しさは、現在でも定評があります。美しい⽇本語は⼼に響きます。 想像⼒を掻き⽴て、 それぞれが思い描く世界の中で⼈の優しさや痛みを感じる⼤切な時間となるように思います。 ハンス・クリスチャン・アンデルセン (ハンス クリスチャン アンデルセン) (著/文) デンマークのオーデンセに生まれる。父親の影響で本や芝居に関心を寄せるようになる。 14歳でコペンハーゲンに出る。30歳で出版した小説『即興詩人』が出世作となり、 各国に名声が広がる。32歳で「人魚姫」を含む第三童話集を刊行し、以降は近代童話の確立者として世界で認められた。 矢崎源九郎 (ヤザキ ゲンクロウ) (翻訳) 1921 年、⼭梨県⽣まれ。東京帝国⼤学(現・東京大学)⽂学部⾔語学科卒業。東京教育⼤学(現・筑波⼤学)教授。⾔語学者、北欧⽂学者。言語学関係の著書を多く残す。そのかたわら、美しい日本語を大切に、戦後を生き抜く子どもの心身共に豊かな成長を願い、童話や児童文学の翻訳に務める。アンデルセンのほか、グリム童話、『フランダースの⽝』、『⼈形の家』、『ピノッキオ』など多数の作品を紹介。1967 年逝去。 結城美栄子 (ユウキ ミエコ) (陶彫) 1943 年、東京都⽣まれ。⼥優・陶芸家。外交官の⽗と画家の母の元に⽣まれる。1968 から 69 年に、フルブライト奨学⾦受給者としてニューヨークのステラ・アドラー演劇学校に学び、俳優座養成所 13 期を経て劇団「雲」に⼊り、⼥優の道を歩む。1984 年からは陶芸家としての活動が活発になる。作品は東京国⽴近代美術館、岐⾩現代陶芸美術館にも収蔵。常設展示として、パークハイアット東京、グランドハイアットソウル、パークハイアットシカゴ、GARANCE(パリ)、のるすくショールームなどがある。

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